深い深い記憶の奥底まで旅に行ってきました

ある学説によると、人は今まで見た事を全部覚えているそうですが、ただそれらを思い出せないだけだといいます。
年齢を重ねるごとに、記憶力がだんだん衰えて、更に、簡単な計算にも手間取るこの頃ですが、本当に今までの人生の事を覚えているのでしょうか。
最近好きな俳優の名前や、音楽の題名、今まで出会った人の名前その他諸々が記憶の隙間から抜け落ちているような気がします。
まだまだ認知症には早いと思いますが(今現在認知症という言葉が思い出せなくてネットで調べてしまいました)もし認知症でなければ、簡単な実験をする事によって、記憶の奥底の探検に行けるかもしれません。
少し気持ちを静めてみて、物心ついてからの一番古い記憶をたどってみました。
幼稚園の頃の記憶、仏教関係の幼稚園だったのにお祈りをせずにパンを食べて怒られた記憶とか、観音開きのテレビがどういう訳か印象に残っています。
そのメインの記憶を少しわきにずらしてみて何が見えるかやってみました。
イチゴジャムパンを取り上げられて泣いていた記憶がよみがえりました。
テレビの方は、何か近寄りがたい神聖なもののような気がしたのを思い出しました。
小学生の時は、話しかけてきた女の子がやたらと大人びていて、思わず「お母さん」と呼びそうになったことや(記憶の奥底では多分言っていないと思いたいです)。
中学生の時、授業中に何気なく見た窓の外の景色とか、高校の時扉を開けっぱなしにして走っている通学電車の恐怖感と物珍しさと一緒に電車内の臭いなどが思い出してきました。
最近では、散歩の途中に見たメインの景色の記憶を少しずらしてみると、何気ない雑草やどうでもいい砂利石などが思い出します。
覚えようとして見た訳ではなく、ただ目に入ったのを記憶しているのですね。
記憶の中の写真や動画を少しずらして見る事によって今まで意識していなかった景色や事柄を思い出すことが分かりました。
今回の記憶の旅は楽しかったのです。
記憶を自由自在に思い出せる様になると、これからの日常生活や仕事等で物忘れともおさらばできるのですが・・。